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香港―社会

SIMカードの実名登録制を計画

匿名のプリペイド電話カードを利用した各種犯罪を取り締まるため、政府はスマートフォン用SIMカードの実名登録制度を計画している。1月29日の香港メディアによると、特区政府商務及経済発展局の邱騰華・局長は同日、電話・通信業界や関係者、市民から意見を聴取するため30日から2月28日まで1カ月の公開諮問を行うと発表した。政府はSIMカードのユーザーが通信業者に姓名、生年月日など身分証内の個人情報を提供することを提案。ユーザーがSIMカードを購入する際に身分証のコピーを提供する方法を取る。ユーザーが企業の場合は商業登記と責任者の情報を提供する。16歳以下の青少年については保護者の確認も必要となる。諮問文書では、ユーザー1人がライセンスを持つ業者1社に登録できるSIMカードは3枚までに限定することを提案。香港には現在、ライセンスを持つ業者は30社余りとなっている。業者が現在サービスを提供している顧客の登録は不要だが、新規契約や契約更新の際には実名登録の規定に従うこととする。

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