香港貿易発展局（ＨＫＴＤＣ）は９月１９日、２０２２年第３四半期の香港輸出指数を発表した。同日の香港メディアによると、第３四半期の輸出指数は３２．８で、前期に比べ１．９ポイント上昇。輸出企業のマインドが好転していることが反映されている。だがＨＫＴＤＣの范婉児・研究総監は「インフレが主要中央銀行の利上げを招いていることや、ロシアとウクライナの衝突、米中貿易摩擦のエスカレートなど一部の外部環境が輸出環境の悪化をもたらしている」と指摘し、全体的な回復状況は予想に程遠いとの懸念を示した。ＨＫＴＤＣは今年通年の輸出伸び率を８％と予測していたが、これを低めの１けたまで下方修正することを検討しているという。ただし具体的な数字は明らかにしなかった。
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