サッカーワールドカップ開催時はサッカーグッズの需要が増えることから香港税関では模倣品の摘発を強化し、このほど計１０万枚の偽ユニホームを押収した。１１月１７日付政府公報によると、当局はＷ杯開幕前の１０月３１日～１１月９日、出入境管理所で中国本土から香港に入境しようとしていたトラック１４台の積荷を調べたところ、サッカーユニホームの模倣品約９万２０００枚を発見。トラックの運転手１４人を逮捕した。押収品の市価は約４６００万ドルに上るという。一方、１１月７～１０日には寄せられた情報をもとに元朗と葵涌の物流会社数社に突撃捜査を実施し、ユニホームの模倣品を摘発した。押収品は約８４００枚、市価４３０万ドルに上る。また、１１月１０日には香港のネットショップでユニホームの模倣品を販売していた男を逮捕し、模倣品３枚を押収した。このたびの摘発で押収されたもののほとんどが香港経由で外国に輸出するつもりだったとみられ、香港市場向けは一部だったようだ。
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