世界保健機関(WHO)はウェブサイトで中国製の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)ワクチンを紹介した。
4月15日付『星島日報』によると、WHOは世界で唯一、第2期臨床試験に入ったワクチンとして2つを紹介。国家薬監局の第1・2期合併の臨床試験の許可を得たという。製造元は国薬集団中国生物武漢生物製品研究所と北京科興中維生物技術有限公司。
2日から臨床試験を開始したワクチンは中国軍事科学院軍事医学研究院生物工程研究所の陳薇・院士の研究チームが開発したもの。第2期臨床試験では試験年齢の上限を緩和し、60歳以上の志願者も試験に参加できるようにした。陳氏は研究チームを率いて1月26日に武漢に赴きワクチンの研究開発を開始。3月27日に第1期臨床試験の108人の志願者への接種を完了し、集中医学観察も終了し、健康状態は良好だという。第2期臨床試験では273人が接種を志願している。
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