政府衛生署衛生防護中心(CHP)は5月29日、香港における新型コロナウイルスの活動レベルがピークから低下し始めた兆候があると発表した。しかしながら、当面は比較的高いレベルにとどまると予想される。最新データ(5月24日までの週)によると、下水監測におけるウイルス量と呼吸器検体の検査陽性率は、過去1週間でともに減少し始めている。その中でも、呼吸器検体におけるウイルスの陽性率は、前週(5月11~17日)の13・80%から11・12%に減少した。下水監測では、同期間中に1人当たりのウイルス量は毎1リットルに約77万コピーから50万コピーに減少した。さらに、一般外来診療所と定点診療所におけるコロナ症例の受診率も低下した。遺伝子解析によると現在香港で最も流行している変異株はXDVとその派生系統(主にNB.1.8.1)だという。世界保健機関(WHO)は最近、NB.1.8.1を「監視対象の変異株」の1つに指定したものの、NB.1.8.1がもたらす世界的な公衆衛生リスクは低いと示唆している。
 
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