７月３０日にカムチャツカ半島冲で発生した地震により引き起こされた津波が各地に影響を及ぼしているが、香港でも海面の水位上昇が見られたことが分かった。香港天文台が同日２０時に発表した津波に関する最終報告によると、香港に到達した津波の最初の１～２波の波幅は非常に小さく、観察できないものだったという。その後、同日１８時４０分と１９時１６分ごろ、ランタオ島石壁にある潮位観測地点で約７センチの水位の異常が確認された。これらは津波によって引き起こされたものとみられる。天文台の資料によれば、香港では過去に５回の軽微な津波の記録があるが、１９５２年１１月のカムチャツカ大地震の時には香港で約１５センチの津波が観測されたという。
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