香港で最も壮観な文化伝統のひとつ「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス(大坑舞火龍)」が、この中秋節に再び開催される。中国の国家級無形文化遺産にも登録されているこの舞は、2025年10月5日から7日までの3日間、大坑(タイハン)エリアを舞台に行われる。全長67メートルの龍は、12,000本以上の線香で飾られ、約300名の担ぎ手に導かれてWun Sha StreetやTung Lo Wan Roadを練り歩く。伝統と幸福を象徴する圧巻の舞が楽しめる。
今年はさらに、巨大インフレータブルバルーンの月や、華やかな装飾を施した街並み、多彩な文化パフォーマンスが登場。訪れる人々が参加できるフォトスポットも設けられ、SNS 映えする特別な体験が楽しめる。本番の「大坑ファイヤー・ドラゴン・ダンス」に先立ち、10月3日と4日の夜には、若い世代による小型LED で装飾されたドラゴンを用いたパフォーマンスが行われ、伝統の継承を感じられるひとときとなる。

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