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香港―経済

失業率、前月と同じも就業者数減少

特区政府統計処は2月21日、2021年11月~22年1月の失業率(速報値)を3・9%と発表。前月発表(21年10~12月)と同じだった。主な業界でいずれも上昇したが中でも飲食サービス、芸術、エンターテインメント、レクリエーション業界での失業率上昇が目立った。失業率の下降が目立ったのは、製造、運輸、倉庫、郵政・デリバリーサービス、情報・通信業界だった。一方、不完全就業率は1・8%で前月発表より0・1ポイント上昇した。就業者数は約4200人減って約367万6500人。労働人口は約1万2300人減って約381万1700人、失業者数は約8100人減って約13万5200人となっている。特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、新型コロナウイルス流行第5波が始まったことで労働市場は圧力を受けていると指摘。失業率は前月と同じ水準だったものの、就業不足率は0・1ポイント上昇しており、就業人口は減り、労働人口の減少もさらに進んだと話した。また、飲食サービス業界の失業率は前月発表より0・3ポイント上昇し6・2%になり、芸術、エンターテインメント、レクリエーション業界では同1・3ポイント上昇し5・3%になっており、新型コロナ感染状況が今年1月に悪化したことがこうした業界の活動を阻害したと分析している。

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