張建宗・政務長官(行政長官代行)は11月10日、行政会議前に記者会見を行い、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行対策の社交距離に関する措置を延長すると発表した。同日の香港メディアによると、張長官は「市民の抗疫意識が緩んでいるようだ。現段階では社交距離の措置をさらに緩和する余地はない」と指摘。このため12日に期限を迎える社交距離に関する措置を1週間延長すると言明し、特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長が11日朝に詳細を発表すると述べた。張長官は過去1週間に多くの感染経路不明の患者が現れたことを挙げ、コミュニティーにはまだ隠れたウイルス伝播チェーンがあり、市民は油断してはならないと警鐘を鳴らした。
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