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香港―政治

米国総領事館に「覇権」など落書き

セントラルの花園道にある在香港マカオ米国総領事館で6月13日朝、入り口の壁に白いペンキで「hegemony」(覇権)と「双標」(ダブルスタンダード)と落書きされる事件が発生し男性1人が逮捕された。14日付香港各紙によると、逮捕されたのは47歳の中国本土の男性で、山東省から双程証(往復ビザ)で来港した。男性は逮捕された後、中国がキューバに情報収集施設を設置しているといわれていることに不満を持ち、米国総領事館に赴き落書きで抗議を表明したと供述している。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は先ごろ、中国が米フロリダ州から約160キロメートルのキューバの島に情報収集基地を設置し、米国東南部の電子通信情報を収集するつもりだと報じた。ホワイトハウスの官僚はその情報は不正確と表明したが、その後、中国は2019年にキューバの情報収集施設をレベルアップさせたと述べた。国務院外交部の汪文斌・報道官は、ホワイトハウスはわずか2日間に一連の矛盾した情報を散布し、再び米国が米国の茶番劇を否定したと指摘。米国がいかにデマを流しても中国とキューバの友好を破壊することはできず、また米国が世界各国に対して行っている大規模な盗聴活動を隠すことはできないと述べた。

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