国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ終身名誉会長は香港を訪れ、11月12日午後に啓徳体育園で第15回全国運動会ラグビー7人制の試合を観戦した。同日の香港メディアによると、インタビューの中でバッハ氏は「粤港澳大湾区は世界トップクラスのスポーツ施設を数多く有し、オリンピック招致に必要な条件をすべて備えている」と述べた。粤港澳大湾区が将来オリンピック招致に立候補できれば素晴らしいことであり、今後も様々な国際スポーツイベントを開催し、必要な組織的経験を積むことができるとの考えを示した。
2036年のオリンピック招致が粤港澳大湾区にとって立候補のチャンスとなるとの報道に対し、バッハ氏は挑戦する価値があるとみている。全国競技大会は開催地が分散しているにもかかわらず、大規模な国家的イベントであり、このような大規模な国家的競技大会や国際的なイベントを開催することで、香港と粤港澳大湾区は将来のオリンピックの重要な招致地となる可能性を秘めていると指摘した。
李家超・行政長官は同日、バッハ氏と会談した。李長官はバッハ氏に対し、特区政府は香港オリンピック委員会と全国オリンピック委員会協会(NOCAA)が来年12月に香港で2026年総会を開催することを全面的に支持しており、この総会が世界中から集まる参加者に、スポーツ、会議、観光を組み合わせたユニークな体験を提供すると確信していると述べた。また広東省、香港、マカオが初めて共催する今回の全国運動会は香港にとって極めて重要な意義を持つと強調。この大会は香港のスポーツ振興を促進し、大規模な複合スポーツイベントの開催能力を示すだけでなく、粤港澳大湾区の都市・地域間の協力による相乗効果を際立たせるものと述べた。
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