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香港―政治

羊村絵本事件、5人が禁固19カ月

香港言語治療師総工会のメンバーが扇動刊行物の発行などの罪に問われた件でこのほど判決が下された。9月10日の香港メディアによると、香港言語治療師総工会の中核メンバー5人は『羊村守衛者』『羊村十二勇士』『羊村清道夫』の3冊の絵本を出版したことで、扇動刊行物の印刷、発表、配付、展示、複製を共謀した罪で起訴され、先に有罪が確定。香港版国家安全法の指定裁判官である郭偉健氏は10日午後、区域法院(地裁)で量刑を下した。郭裁判官は、同絵本が4歳以上の児童を対象とした実質的な「洗脳プロジェクト」であると非難し、5人に禁固19カ月の刑を下した。郭裁判官は、同件の深刻な部分は児童の思想を毒するリスクであると指摘。絵本の中で狼と羊を中国本土と香港にたとえ、中央政府が違法で不正当な事を行っているものの、中央政府は一貫して香港に対する主権を行使しているように描かれている。絵本の中の「中国は香港に対する主権がなく、香港は中国の一部ではない」という言い方は完全に間違っていると指摘した。

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