香港特区政府衛生防護中心(CHP)はデング熱やチクングニア熱(CF)など蚊が媒介する感染症について最新の感染状況を発表した。政府公報によると11月20日から11月26日17時までに確認された新規感染者は8人だった。いずれも潜伏期間内に中国本土への渡航歴がある輸入症例(香港域外での感染)だという。11月26日17時現在での今年の感染者は累計72人となったが、そのうち香港域内感染は4人、それ以外は輸入症例となっている。一方、デング熱の新規感染者は11月14日から11月20日までに1人確認された。潜伏期間中にインドへの渡航歴があることが分かっている。今年はこれまでに累計54人のデング熱感染が確認されたが、いずれも輸入症例だ。CHPは蚊の予防と駆除の取り組みは極めて重要だと指摘。現在世界中の多くの国で蚊が媒介する感染症が発生していることを認識して、出発前には渡航先の状況を確認し、蚊に刺されないよう虫除けを使ったり、自宅周囲では水たまりをなくすなど環境衛生を維持することが必要だと呼び掛けている。
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