春節（旧正月）前の花市が香港域内１５カ所で２月６日から６日間開催される。４日付香港各紙によると、花市の中でも最大規模であるビクトリア公園の花市は新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）流行に対応して屋台は例年の半分の９２小間に縮小し、物販屋台の出店は中止された。３日から続々と屋台の設営が始まり、４日から商品陳列を始めた屋台もある。２０年余りにわたりビクトリア公園の花市に出店し「桃花大王」との異名を取る劉海涛氏は、花市のために昨年同様に１０万ドルの生花を仕入れたものの、屋台スペースが１小間に削減されたため、ほかに空き店舗を探して販売スピードを上げなければならないと話している。政府は先に花市の中止を発表して市民や花卉農家の非難を浴びたことから、その１１日後に中止を撤回。ただし屋台の小間数を５４５小間に大幅に削減し、各出店者は落札した割合に応じて１～３小間が割り当てられた。
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