香港取引所（HKEX）は、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイに新子会社「Commodity Pricing and Analysis Limited（CPAL）」を設立したと発表した。１０月１３日の香港メディアによると、この子会社は、主にコモディティ市場の価格管理サービスの提供に加え、金属市場における独立した相場情報と市場分析の提供を行う。これにはロンドン金属取引所（LME）が今年4月に発表したサステナブル・メタルズ・プレミアム（SMP）イニシアチブの発展支援も含まれる。HKEXは、新設子会社を通じてコモディティ事業を拡大し、急成長を遂げている中国と中東の2つの市場間の連携強化を目指す。
ドバイは近年、世界有数のコモディティ取引拠点として台頭している。昨年、UAEはコモディティ取引指数において米国に次ぐ世界第2位となった。HKEXの陳翊庭CEOは、CPALはHKEXの継続的なグローバル展開における重要な節目となると指摘。中東の商品市場における影響力が拡大する中、この地域に拠点を確立することで、HKEX は価格設定メカニズムや市場分析など、世界中の利害関係者に優れたサービスを提供し、持続可能な金属市場の発展を促進する考えだ。
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