10月28日~11月3日、ビクトリアパークで開催されたWTAツアー公式戦「香港テニス・オープン」(10月28日~11月3日/賞金総額26万7082米ドル)のダブルス決勝戦で、二宮真琴/ウルリカ・エイケリ(ノルウェー)組(第3シード)が青山修子/穂積絵莉組(第4シード)に6―4、4―6、11―9で勝ち、コンビを組んでから3大会目の出場で初優勝をかざった。
1回戦でリャン・エンシュオ/ツァオ・チアイー(台湾)を7-6(5)、2-6、10-3で、準々決勝でマリーナ・コルブ/ナディヤ・コルブ(ウクライナ)を7-6(4)、 6-2で、準決勝で第2シードのテレサ・ミハリコバ(スロバキア)/オリビア・ニコールズ(イギリス)を6-7(8)、 7-5、10-7と接戦をものにして決勝に進出。
決勝では、互いに1セットをとった後10点先取のタイブレークまでもつれ、先行した青山、穂積組に粘り強いテニスで追いつくと、最後は逆転して勝利を手にした。2018年全仏女子ダブルスで準優勝している二宮は、香港で開催されるテニストーナメントで日本人選手として初の優勝を果たした。
大会には、女子シングルスに6名、ダブルスに5名の日本人選手が出場。シングルスでは、日比野菜緒が唯一初戦を突破したが、2回戦で袁悦(中国)に6―4、5―7、2―6で逆転負けし敗退。決勝は、第1シードのディアナ・シュナイダーが6-1、6-2で第2シードのケイティ・ボールター(英国)に快勝し、今季4勝目を挙げた。参加が予定されていた大坂なおみは、怪我のため欠場となったが、大会期間中に来港し特設会場のテニスビレッジなどを訪問しファンとの交流を行った。
二宮選手コメント「何度も対戦している相手なのでお互い知り尽くしているが自分の武器で攻めることは決めていたので、最後までそれができたのがよかった。二人であきらめなかったことと、一番負けたくないという気持ちを出せたところが勝ちにつながった」
(取材:佐野照章)







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