中国証券監督管理委員会は9月2日、香港と中国本土の証券市場の相互乗り入れである「港股通」に香港で上場する海外企業銘柄を組み入れると発表した。同日の香港メディアによると、中国証券監督管理委員会の方星海・副主席は、条件を満たした香港上場海外企業の証券を「港股通」の資格を持つ証券の範囲に組み入れることを推進するほか、「港股通」に人民元建て証券の取引カウンター増設を検討、香港での国債先物商品の発売を支援することを明らかにした。李家超・行政長官は「これら措置は本土と香港の金融市場の相互乗り入れのシンボル的なプロジェクトとなり、本土投資家にさらに豊富な投資の選択肢を提供し、香港がより多くの海外企業の上場を呼び込むのを後押しする」と述べ、今期特区政府の発足時に中央政府が発表した金利スワップ市場の相互乗り入れ措置に続く金融支援措置に謝意を示した。

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