新型コロナウイルス感染症(COVID―19)変異種ウイルスのオミクロンが香港で拡散している形跡があり、先のスーパー荷役係に続いて新型コロナ第5波で2人目の感染経路不明の症例が見つかった。1月10日付香港各紙によると、9日に初歩的感染が確認された患者は銅鑼湾そごう百貨で販売員アルバイトを務める20歳女性。同日確認された初歩的陽性ケースのうちで唯一感染経路が不明となっている。ワクチン接種は受けておらず、最後の出勤したのは昨年12月28日。屯門の愛琴海岸在住で、1月2日に大埔超級城、スシロー大埔店を訪れた。キャセイパシフィック航空客室乗務員の母親がそごうを訪れており、1月1日の検査では陰性だったが8日の検査では陽性となった。だが今回のそごう販売員との関連はまだ断定できないという。一方、スーパー荷役係のウイルスのゲノム解析ではキャセイ客室乗務員の集団感染と同じことが判明したが、まだ誰から感染したか分からないため引き続き感染経路不明として扱われる。
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