特区政府衛生署は４月２日、シンガポール航空の乗り入れを２週間禁止すると発表した。同日の香港メディアによると、シンガポール航空は先に香港便で乗客１人が新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）に感染していることが確認されたほか、乗客３人が７２時間以内のウイルス検査の陰性証明を提出しなかった。このため「預防及控制疾病（規管跨境交通工具及到港者）規例」（第599H章）に基づきシンガポール航空が運航する旅客機が今後１４日間、シンガポールから香港に着陸することを禁止すると発表した。衛生署によると、2021年3月31日にシンガポールから香港に向けて出発したシンガポール航空のSQ882便の乗客１人が衛生署の臨時サンプル収集センターで採取したサンプルにより新型コロナ感染と診断されたほか、３人の乗客が第599H章の規定に違反した。規定では乗客がウイルス検査の陰性証明を持っていることについては航空会社が確認の責任を負う。このため4月3日から16日の間、シンガポール航空の乗り入れを禁止した。
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