8月24日のデモでは九龍湾で20本の多機能スマート電柱が破壊された。
特区政府創新及科技局の楊偉雄・局長は26日、「香港の科学技術イノベーションにとって暗黒の日」と形容した。さらに深刻な問題となったのは部品供給と設置を請け負う企業のトップ、社員、その家族らの個人情報がネット上に流れたため、同社は26日、人身の安全を考慮して政府から多機能スマート電柱の仕事を受けないと発表した。
デモ隊らは多機能スマート電柱が小説『1984年』で描かれている監視システムと指摘して破壊したが、特区政府は再三にわたり交通状況と大気の質に関するデータを収集するもので、顔認識や市民の身分データ読み取りはできないことを説明した。
27日付『星島日報』は社説で「香港は科学技術イノベーションの分野で深セン市に後れをとっており、先進的科学技術都市の推進によって市民生活の質を改善し、科学技術を経済発展のエンジンとして若者により多くの就業機会を提供するもの」と指摘。香港の科学技術イノベーション発展のために当局と大衆はスマート都市の施設を破壊する暴力行為を全力で抑え込まなければならないと呼びかけた。
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