立法会で9月30日、「2021年刑事罪行(修訂)条例草案」が可決された。同日の香港メディアによると、同改正案では窺淫罪、スカートの中の盗撮といった同意を得ずにプライベートな部位を撮影する罪、プライベート映像の公開に関する2項目の罪を正式に法制化する。これら4項目の罪の最高刑罰は禁固5年となる。当局は同時に「プライベート映像」の定義を拡大した。特区政府保安局の●炳強・局長は「条例改正は公衆に対し規制される卑劣な行為はすべきでないとの明確なシグナルを送るもの。関連する罪を犯せば深刻な結果が待っている。また罪の範囲も明確化している」と説明した。現行の法例では遊蕩罪、不誠実な意図によるコンピューター使用罪、公共の場での秩序撹乱行為罪などがあるが、窺淫または盗撮をピンポイントにした特定の罪状がないため、そうした罪で起訴するのは一定の困難があり、刑罰も軽かったという。【●=登におおざと】
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