消費者委員会は先ごろ、ポテトチップスやフライドポテトなど市販のスナック菓子(炭水化物などを食用油で揚げたもの)の成分検査を行い、その結果を8月17日発表した。同日の香港メディアによると、調べたのはパック入りのポテトチップス29種、パック入りのえびせんや野菜チップス48種、ファストフードで販売している包装されていないフライドポテト10種の計77種。このうち、9割に当たる70種にアクリルアミドが12~2614ミリグラム含有していることが分かった。そのうち、パック入りのもの9種は欧州連合(EU)の基準である1キロ当たり750ミリグラムを超えていた。しかし、野菜チップス1種とえびせん6種からは検出されなかった。最も含有量が高かったのは、「Topvalu Best Price Potato Chips Salt Flaver」の1キロ当たり2614ミリグラムでだったという。包装されていないフライドポテトではEUの基準は1キロ当たり500ミリグラムとされているが、「Five Guys」のものが1キロ当たり964ミリグラムと最も高く、マクドナルドのものは同430ミリグラムとEUの基準をわずかながら下回った。アクリルアミドは発がん性が疑われる物質で、焼いたり揚げたりする食品に含まれることが知られている。
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