政府衛生署衛生防護中心は10月29日、湾仔のヘネシーロードにあるレストランを利用した2つのグループ客に食中毒の疑いがあると発表、市民に食物と衛生環境への注意を喚起した。同日付政府公報によると、6人のうち2人(41歳と45歳の女性)は10月25日にイタリアンレストラン「Pirata」でランチをした後9~19時間後に腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状が出た。一方、同日午後に同店を利用したほかの4人(32~34歳の男性2人と女性2人)は食後16~22時間後に同様の症状が出たという。6人のうち医療機関を受診したのは5人で、うち2人が入院したが、いずれも命に別状はなく、容体は安定しているとのことだ。当局が患者の糞便を調べたところサルモネラ菌が検出された。6人はいずれも当該店でティラミスを食べたことが分かっており、調理が不十分か貯蔵温度が適切でなかったことが原因とみられている。

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