7人の医師が発行した約2万枚の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン接種免除証明が10月12日に失効することとなっていたが、「長洲訴訟王」の異名を取る郭卓堅氏が当局によるワクチン接種免除証明失効の決定は違法として訴訟を起こした。同日付香港各紙によると、政府は7人の民間医師は衛生署のガイドラインに基づかずに病人を診断し、適切な評価を経ずに免除証明を発行したと指摘。同7人の医師が発行した証明は無効とし、該当する市民はあらためて他の医師に相談するよう呼びかけた。高等法院(高等裁判所)は11日、「本件の焦点は医務衛生局局長に免除証明を無効にする合法的権力があるかどうか」と言及。20日に審理を行うと発表した。裁判官は臨時禁制令を出し、当局の決定執行を差し止め、審理期間は免除証明を引き続き有効とすることにした。
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