7人制ラグビーの香港セブンズ・ワールドチャンピオンシップ初戦が、4月17日から19日の3日間、啓徳スポーツパーク(Kai Tak Sports Park)で開催され、男子は南アフリカ、女子はニュージーランドが優勝した。今季から、レギュラーシーズン後に年間王者を決めるチャンピオンシップが3大会に拡大され、初戦となった香港大会には、男女ともシーズンの上位8チーム(SVNS)と下部シリーズ(SVNS2)の上位4チームの12チームが参加した。
女子日本代表(サクラセブンズ)はレギュラーシーズンを7位で本大会に臨み、予選プールAでニュージーランド、フィジー、ブラジルと対戦。初戦のフィジーを12-5で破り、ニュージーランドには7-38で屈したものの、続くブラジルに34-7で完勝して準々決勝へ進出した。準々決勝でフランスに12-22で敗れ、5位決定戦でアメリカと対戦。
試合開始わずか50秒、アメリカの圧倒的なフィジカルで先制を許すと、立て続けにトライを奪われ0-17と大きくリードされれてしまう。しかし前半6分、ハーフウェイライン付近のラインアウトから繋ぎ、大内田葉月が中央を鮮やかに抜け出してトライ。7-17で前半を折り返した。後半開始早々、再びアメリカに突き放され7-24となるが、ここから日本が猛追を見せる。4分、大内田の技ありパスを受けた大谷芽生がディフェンスを抜き去りトライ。5分には堤ほの花が大外を走り込んでトライを決め、コンバージョンも成功して19-24と5点差まで詰め寄った。逆転を狙った残り30秒、痛恨のインターセプトを許しそのままノーサイド。惜しくも逆転には届かず、6位で大会を終えた。
シリーズの第2戦はバリャドリッド(スペイン、5月29日~31日)、第3戦はボルドー(フランス、6月5日~7日)で開催される予定で、全3戦の総合成績で年間王者が決定する。男子日本代表(セブンズジャパン)は、香港・中国の3チームが招待制で参加した「メルローズ・クレイモア」に出場し、決勝で香港に15-19で敗れ準優勝となった。
「香港セブンズ」として親しまれてきた本大会は、今年で節目の50周年を迎えた。2023年からは名称を「HSBC SVNS」へ改め、大会フォーマットも刷新。スポーツの枠を超え、コンサートやエンタメを内包する複合型イベントへと進化を遂げている。今大会にも、オランダのダンスグループ「ベンガボーイズ」をはじめ、韓国の「プリムローズ」やDJの「HANNA」らがステージに登場。さらに大会名物となっている観客のコスプレパフォーマンスも繰り広げられ、会場は大きな熱狂に包まれた。3日間の延べ入場者数は、11万3千人を記録し、昨年より約2%の増加となった。
取材、撮影:佐野照章
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