今年上半期、広州―深セン―香港間高速鉄道(広深港高速鉄道)は累計758.7万人の越境乗客を輸送しており、前年比72.4%の増加となった。中国国家鉄道集団有限公司が発表したデータによると、今年上半期、中国の鉄道が輸送した乗客数は累計20.96億人で前年比18.4%増加しており、乗客距離輸送量(一定期間内の乗客輸送総負荷量を表す指標)は前年比14.1%増で7779.52億人キロメートルに達し、どちらも同期間の最高記録を更新したという。
今年上半期、中国の鉄道では平均毎日10256本の旅客列車が出発し、前年比882本で9.4%増加した。鉄道12306の乗車券販売状況と購入希望リストのデータを利用し、旅行需要を動的解析して、臨時旅客列車の開設・動車組(車両編成)の再編成・通常速度旅客列車の車両追加などの対応法で、人気な目的地と輸送区間の容量を増加することで、春節・清明節・メーデー・端午節休み期間の対応を無事にこなし、休み期間にも旅客に質の高いサービスを提供することができた。
越境列車の開設も増やしており、北京・香港と上海・香港の間の夕方出発で翌朝到着の高速鉄道寝台列車、および中国・ラオス鉄道における中国のシーサンパンナ(西双版納)からラオスのルアンパバーン郡への国際旅客列車2本が今年上半期に新たに運行に投入され、中国フフホト市からモンゴルのウランバートル市への國際旅客列車も再開された。中国・ラオス鉄道は今年上半期に累計11.7万人の越境乗客を輸送した。
また、観光経済も発展され、ルートが慎重に設計された観光列車は789本運行されており、前年比20.3%増。定期券・回数券、観光セット券など新たな券売サービスを提供し始められ、今はそれぞれ60と11の線路が対象となっている。なお、鉄道パスコードは現在全部の動車組列車で使用可能となっており、全国120駅で便利に乗り換えられ、さらに全国80駅がネット注文サービスを提供しており、「サイレント車両」を提供する動車組列車も92本まで増やされ、旅客の旅生活と列車での食事品質を向上しようとしている。

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