三菱電機株式会社は、上海電気集団股分有限公司と合弁で設立した上海三菱電梯有限公司（SMEC社）の合弁期間が2026年12月に満了を迎えることを受け、12月6日に両社トップによる会談を行い合弁契約更改に向けた交渉を開始した。同社は、今後もSMEC社とともに、昇降機市場のニーズに対応した製品・サービスを提供することで、中国国内およびグローバルでさらなる事業拡大に努める。三菱電機は1986年12月、中国の上海電気（集団）総公司と合弁で、上海にSMEC社を設立し、中国における日本の昇降機メーカーとして初めて、製造・販売・据付・保守のトータルでの昇降機事業を開始した。2006年12月にはSMEC社の合弁契約を更改し、その後もSMEC社は、業界のリーディングカンパニーとして最先端技術を搭載した製品を常に市場へ投入し、中国の昇降機産業の発展に貢献してきた。
中国は依然として世界最大の昇降機市場であり、また稼働中昇降機台数の増加に伴って保守・リニューアル事業も拡大していく見込みだ。三菱電機は、ビルシステム事業を重点成長事業と定め、グローバルに昇降機事業を展開する連結子会社である三菱電機ビルソリューションズ株式会社とともに事業の成長戦略を推進している。ビルシステム事業が今後も継続的に成長し続けるために、三菱電機と上海電気集団は両社の協業関係を更に強化し、SMEC社の一層の事業拡大の実現に向けて今回の交渉開始に至った。
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