これから香港はクリスマス、ニューイヤー、旧正月とホリデーシーズンが続くが、そろそろ出回るのが中華風おせち料理ともいわれる祝祭料理「盆菜(Poon Choi)」。そのシーズンに先駆け食物安全中心(CFS)は、香港域内で販売される盆菜のサンプル調査を行い、その結果を12月9日に発表した。今回は小売店、オンラインショップから採取したサンプル約30個についてセレウス菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオなど食中毒を招きやすい微生物の含有量を測定したところ、すべて基準を満たしており合格となった。CFSによると、さまざまな食材が器に盛られる盆菜は、過去に何度も食中毒が起きていて、衛生管理に注意が必要という。CFSでは市民に、営業許可を持った信用のおける店で購入する、購入品は温め直し(熱を通して)早めに食べ切る、常温で保管しないなどの注意を呼びかけている。(写真・政府新聞処)

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