新型コロナウイルスの感染拡大で公立病院では一時的に不急の診療や手術を控えていたが、最近は医療サービスが通常体制へと戻りつつあることから、輸血用血液が不足しているという。１１月２０日付政府公報によると、香港赤十字会が同日、輸血用血液のストックが非常に低い水準まで落ち込んでいると発表した。手術数の回復に加え、冬季医療サービスのピーク時期を迎えており、輸血の需要が増加。香港全体の医療施設で１日に必要とされる輸血量から推算すると、あと３～４日分しかないほど緊迫している状況であることから、市民の献血への協力を呼び掛けている。１２月２日までは献血センターまたは移動式献血車で献血してくれた人にユニバーサルソケットアダプターを記念品として進呈するという（なくなり次第終了）。献血施設の所在地や開放時間はウェブサイト（www.ha.org.hk/rcbts）で案内しているほか、スマホアプリ「HK Blood」での予約も可能だ。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
