特区政府は12月13日に5項目の防疫措置緩和を発表し、「安心出行」は撤廃されるもののワクチンパスは維持することとなった。14日の香港メディアによると、特区政府医務衛生局の盧寵茂・局長は同日、香港電台(RTHK)の番組に出演し、ワクチンパスの措置は依然必要だと言明。ワクチンパスを敵視する人に対して「敵を間違えている」と指摘し「ウイルスとの戦いを焦点にすべき」と述べた。盧局長は香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)感染者数は8~9月に比べて増加したが、ワクチン接種率も上昇、病床回転スピードは上がり、遠隔診療の利用、医療従事者の努力によって公共医療システムは依然として受け入れ可能と説明した。また死亡ケースの大部分はワクチン未接種の高齢者であるため、早めの接種を呼びかけた。「安心出行」はこれまで重要な役割を果たしており、今回の措置はそのQRコードのスキャン撤廃にすぎず、「安心出行」には検査登録など多くの機能があるためスマホアプリを維持するよう求めた。

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