台湾の大陸委員会は10月2日、逃亡犯条例改正のきっかけとなった殺人犯の陳同佳氏から出頭に関する通知は受けていないことを明らかにした。3日の香港メディアによると、大陸委員会は香港警務処と台湾の刑事警察局がすでに単一の連絡窓口を設けており、陳氏が台湾で司法に向き合うことを決心した場合はいつでも直接連絡できると述べた。だが特区政府保安局は3日、メディアからの問い合わせを受け、これは台湾側の一方的な言い方だと指摘。香港警察は台湾側といわゆる単一連絡窓口は設置していないことを明らかにした。保安局は特区政府が昨年、逃亡犯条例と刑事事件相互法律協力条例を改正して法律の抜け道を塞ぐことを提案したが、デモによって提案を撤回したために現在のところ台湾との法律協力を処理する法律はないと強調した。

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