政府衛生署衛生防護中心は１１月１日、鯉魚門（レイユームン）にあるレストラン「龍騰海鮮酒楼」を利用した客（計１０人）に食中毒の疑いがあると発表、市民に食物と衛生環境への注意を喚起した。同日付政府公報によると、１０人（２８～３５歳の男性１人と女性９人）は１０月３０日に当該店を利用し、食後約１７時間後に腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状が出たという。１０人のうち医療機関を受診したのは４人で、いずれも命に別状はなく、容体は安定しているとのことだ。九龍半島東部に位置する鯉魚門は海鮮料理店が林立し、香港の観光スポットのひとつとして知られている。客たちは同地の魚介を売る店のいけすから選んだ魚介類を購入し、レストランで調理してもらい食べたようだと報じられている。
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