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香港―経済

四川料理「南北楼」、31日で閉店

老舗四川料理店として知られる銅鑼湾(コーズウェイベイ)にある「南北楼(ザ・レッドペッパーレストラン)」が、今年の大みそかをもって閉店するすることが分かった。12月28日の香港メディアによると、蘭芳道に位置する同店は1971年にオープン。故李小龍(ブルース・リー)主演作のひとつ『死亡遊戯)』のロケ地としても知られていた。鉄板で供されるスパイシーなエビ料理「鉄板干焼蝦球」などの名物料理は日本や外国のガイドブックでもたびたび紹介され、多くの観光客が訪れていた。また、多くの香港のスターたちも足を運んでいたという。広さ約1500平方フィートの南北楼のテナントはオーナーが1975年に56万5000ドルで購入したが、その後2011年に兆安地産の創業者・李兆麟氏(故人)の妻へ約1億7600万ドルで売却。南北楼閉店後はこのテナントを李夫人が再度貸し出したり、別の用途で使用するようだ。李兆麟氏は世界的富豪として知られるの恒基兆業地産(ヘンダーソンランド・デベロップメント)創業者・李兆基氏の実兄で、兆安地産が有する物件の市場価値は総額100億ドルに上るといわれるが、著名投資家として知られる李夫人も銅鑼湾や湾仔に多くのテナントを持っているという。

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