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香港―政治

基本法23条立法でスパイ罪を追加

先に発表された施政報告(施政方針演説)では基本法23条の立法を推進することが提示され、特区政府保安局はスパイ罪を盛り込むことを検討している。10月16日の香港メディアによると、保安局の●炳強・局長は有線電視新聞台のインタビューを受け、「米中のパワーゲームの下でスパイの脅威がなくなると思うのは無邪気だ」と述べた。●局長はあるスパイ行為が2019年に現れていたと指摘。外国勢力と結託して国家の安全を脅かした罪で起訴された陳梓華氏と李宇軒氏の2人の被告は罪を認めたほか、外国の元諜報工作員が『りんご日報』に潜り込んで仕事をしていたことを明らかにした。それによって2人の若者が外国に赴き国家の安全を脅かすことに従事するよう誘ったという。●局長は「この2人の役割が何だったのかをみんな考えるべき」と述べた。

逃亡犯条例の改正反対デモが一段落し、現在まだ香港にスパイ問題が存在することを示す形跡はあるかどうかについては「地政学の環境の下、米中のパワーゲームは終わらず、一部の国は香港を道具にして引き続き国家の安全を脅かすことを望んでいる」と指摘。また「市民は国家の安全が切迫した問題であることを理解しているはず」と述べ、現在は23条の立法を推進する最良の時機との見方を示した。【●=登におおざと】

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