中国本土の各省・自治区では1月1日から新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの大規模な接種が開始された。1月9日付香港各紙によると、広東省衛生健康委員会の黄飛・副主任は8日、広東省では7日までに121万人余りがワクチンを接種しており、越境運転手を含む重点接種グループが基本的に1回目の接種を完了と発表した。国薬集団(シノファーム)は同社のワクチンが本土で400万本余り接種され、これまでのところ重篤な副作用は報告されていないと発表した。黄飛氏は「広東省は現在、港湾都市と重要人口の優先順位に応じて、順々に予防接種を進めている」と述べた。 このうち輸入コールドチェーン食品に直接接触する作業者、隔離施設の作業員、入境者の閉鎖環境管理職員、本土の越境ドライバー、最前線の医療従事者、最前線の疫病予防担当者などの主要グループについては、基本的に1回目の予防接種が完了している。 近い将来、航空や鉄道など帰省ラッシュの現場の最前線で活躍する人材の予防接種に力を入れる考えだ。広東省は入境者の健康管理を強化しており、入境者に対しては「隔離で14日間の集中医学観察+7日間の地域健康監視」という閉鎖環境管理措置を厳格に実施し、入境後1日目、7日目、14日目、21日目に核酸増幅検査を実施している。

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