広東証監局から得た情報によると、2024年上半期、広東省の上場企業の経営実績は全体的に安定して全国の平均水準を上回った。広東上場企業872社の営業収入合計は4兆8300億元で前年同期比2.7%増え、親会社株主に帰属する当期純利益(以下「純利益」と略称する)が3901億1000万元で前年同期比2.1%減った。そのうち、656社上場企業が黒字で、75.2%を占めた。452社の純利益は前年同期比増えており、51.8%を占め、196社の純利益の伸び率は50%に達し、22.5%を占めた。
特に、604社の民営上場企業の営業収入は1兆9100億元で前年同期比8.8%増え、純利益は1159億9000万元で16.1%増えた。製造業の上場企業620社の営業収入は2億5900万元、純利益は1億600.4万元で、前年同期比それぞれ8.4%、11.1%増え、成長率が全国平均率を上回った。第2四半期から見ると、広東製造業の上場企業の営業収入は1兆4000億元、純利益は891億7000万元で、前期比17.2%、25.8%増え、全国平均率を5.4%、16.2%で上回った。業種によると、商業貿易消費は好調に回復し、電子情報、機械設備、自動車製造分野の業績は引続き伸びっている。
また、上半期広東省の上場企業840社が発表した研究開発費の合計は1413億1千万元で前年同期比8.5%増え、研究開発費の伸び率は全国平均率を上回った。研究開発の強さ(営業収入に占めた研究開発費の割合)は2.9%で全国平均値を上回った。このうち、自動車製造業の上場企業は引続き研究開発へ投資を強化しており、上半期の研究開発費が222.4億元で前年同期比36%増え、研究開発の強さが5.8%であった。

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