現在3つの新型コロナウイルスワクチンが臨床試験に入ったが、中国疾控中心の高福・主任は9月にも中国で開発しているワクチンの1つが緊急情况下での使用が可能になることを明らかにした。
4月25日の香港メディアによると、高主任は先ごろ中央電視台(CCTV)傘下の中国環球電視網(CGTN)の取材を受け「ワクチンまたは治療薬の開発には時間がかかり、ワクチンは健康な人に使うため安全性と有效性を確保しなければならない」と述べた。9月には一種の緊急情況下で使用するワクチンが登場し、来年初には健康な人にも使用できるワクチンが登場するとの見通しを示した。
中国では現在、2つのワクチン候補の臨床試験を行っており、軍事科学院軍事医学研究院生物工程研究所所長の陳薇チームが研究開発しているワクチン「腺病毒載体重組新冠病毒疫苗」が世界で唯一、第2期臨床試験に入った。
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