李家超・行政長官が10月19日に発表した施政報告(施政方針演説)では公共住宅の供給を増加させるほかに、北部都会区と交椅洲人工島の2つの大規模インフラの建設を全力で加速させると予告した。20日付香港各紙によると、施政報告では北部都会区を香港の「新たなエンジン」に位置付け、「北部都会区督導委員会」「北部都会区諮詢委員会」の2つの委員会を設置して監督と計画策定を担わせる。さらに容積率の上限を住宅用地は6.5倍、商業用地は9.5倍に引き上げ、特定の地域要求がない政府オフィスを移転する。例えば金鐘道の政府合同庁舎のうち約40%は北部都会区に移転する。「明日のランタオ計画」に含まれる交椅洲人工島については年内に埋め立て範囲、土地用途、交通インフラ、資金調達について提案をまとめ、来年、環境アセスメントを行い、2025年に埋め立て工事を開始。もともとのスケジュールより2年早める意向だ。

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