香港日本語教育研究会は11月17日、「2019-20香港日本語教育研究会奨学金・グループプロジェクト賞」の授賞式を銅鑼湾の日本人倶楽部で行った。これは香港における日本語教育の促進、日本研究と日本文化に携わる優秀な人材を育てるプロジェクトで今年で10年目を迎える。今年は奨学金の受賞者は、高校生6名、副学士課程の学生6名、プロジェクト賞は高校受賞者3グループ(14名)、副学士課程の学生2グループ(9名)。会長のマギー氏によると、今年選ばれた学生たちは、例年に比べ特に日本への留学や就職を熱望する人が多いそうだ。学生らは日本語以外にもデザイン、医療関係など勉学に励む分野は幅広く、香港の学校を卒業後は、ほぼ日本へ留学や就職をしていくという。日本語研究会は1978年に香港大学、香港中文大学、香港理工学院(現:香港理工大学)、在香港日本国総領事館日本語講座(現:香港日本文化協会日本語講座)の日本語及び日本文化の教師陣が中心となって設立。2005年には事務局の体制をより強化するために事務所を設立し、2007年には香港特区政府よりNPO法人営利団体として認定されている。日本語教育関係者だけでなく日本関連の研究者にも門戸を開いており、日本語教育、日本研究の発展に寄与する交流の場として活動している。

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