特区政府は1月29日、2020年第4四半期の経済統計(見込み)を発表した。同日の香港メディアによると、第4四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比でマイナス3.0%となり、第3四半期の同マイナス3.6%から下落幅が縮小した。前期比では0.2%となり、5期連続のマイナス成長からプラスに転じた第3四半期の2.7%から伸び率は縮小した。第4四半期は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行第4波の影響を受けて経済回復のスピードが鈍化したものの、輸出と金融市場の好調が経済を支えた。政府はマイナス幅の縮小は内外の需要が改善されたことによると指摘。20年通年の実質GDP伸び率はマイナス6.1%と発表した。修正値と詳細な数値は2月24日に2021/22年度財政予算案とともに発表される。
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