ベトナムは、朝鮮半島の両国に対し、対話の継続を求め、それぞれの利益のみならず、地域全体および世界の共通利益を考慮するよう呼びかけている。ハノイで行われた記者会見において、ベトナム外務省の報道官ファム・トゥ・ハン氏は、ベトナムが朝鮮半島情勢を「非常に注意深く見守っている」と述べた。
ファム氏はさらに、「韓国と北朝鮮双方が対話を続け、両国の利益だけでなく、地域全体および世界の共通利益を考慮することが重要です」と強調し、対話を通じて緊張の高まりを回避するよう求めた。彼女は「このような対話の努力は、朝鮮半島、東アジア、そして世界全体の平和と安定に貢献する」と述べた。
朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮は憲法を改正し、韓国を「敵対国家」と指定した後、南北間の道路や鉄道の多くを破壊した。これにより、北朝鮮が統一に向けた取り組みを今後の優先事項から外す可能性が高まっている。一方、韓国は「敵対国家」指定を非難しつつも、引き続き平和的な統一に向けた努力を続ける姿勢を示している。

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