李家超・行政長官は12月11日から土曜日までの4日間、北京を訪れ、国家指導者らに最新の香港経済、社会、政治情勢を報告する。同日の香港各紙によると、李長官が香港を離れている間、11日から13日午後までは陳国基・政務長官が行政長官代行を務め、13日夜から翌日までは陳茂波・財政長官が行政長官代行を務める。11日に予定されていた立法会での行政長官質疑も中止となった。
昨年12月、習近平・国家主席は中南海で李長官の職務報告を聞いた。従来は首相と国家主席がそれぞれ個別に会談する形だったが、昨年からは習主席との接見の際に李強・首相も出席する形に変更された。会談には香港マカオ事務担当の丁薛祥・副首相と中央弁公庁の蔡奇・主任も出席し、李長官は当時、中央政府が香港を非常に重視していることを意味すると指摘していた。
李長官は昨年の職務報告の中で、第7期区議会議員選挙の成功、翌年に基本法第23条の立法を完成させるという承諾など、5つの重要なポイントを述べた。また「施政報告(施政方針演説)」における一連の「人材と企業の誘致」政策および実績、特区政府による「産業主導」を推進する政策、北部都会区の開発などを報告した。このほか国家科学技術部や文化和旅遊部などの中央省庁も訪問しており、今年も同様の訪問が予想されている。

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