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香港―政治

林鄭長官の対話会に130人が出席

特区政府とコミュニティーによる1回目の対話会が9月26日午後7時から2時間半にわたって湾仔のエリザベス体育館で行われた。

27日付香港各紙によると、対話会には林鄭月娥・行政長官のほか4人の局長が出席。抽選で選ばれた市民130人余りが出席し、さらに抽選で選ばれた市民30人が約3分ずつ発言した。林鄭長官はまず対話会が政治ショーではなく改変を求めるものと強調。多くの参加者が求めた独立調査委委員会の設置に関しては「真相を解明することに反対はしない」と述べ、独立調査委員会も独立監察警方処理投訴委員会もその方法に過ぎず、独立監察警方処理投訴委員会があと数カ月でまとめる報告書を見てから再検討することを提案した。

また透明度が低いとして問題視されている新屋嶺の拘留センターについて、林鄭長官は警務処上層部がすでに使用中止を決定したことを明らかにし、ある事件で逮捕者が多かった際に臨時で使用したに過ぎないと指摘した。

独立調査委の設置については親政府派の市民も支持し、警察以外にも教師、社会福祉界、宗教団体などが市民をデモに動員したことを調査するよう要求。さらに議員が参加した場合は停職処分にすることや記者の監督管理強化、香港電台(RTHK)の整理なども提唱された。

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