全国人民代表大会(全人代)常務委員会は11月11日、立法会議員が「香港独立」を宣揚した場合などに議員資格を喪失する規定を決定し、特区政府はただちに4人の民主派議員の資格喪失を発表した。12日付香港各紙によると、全人代常務委は林鄭月娥・行政長官の要請に応じて同議案を審議。立法会議員に「香港独立の主張を支持または宣揚」「香港に対する国家の主権とその行使の承認を拒絶」「外国または域外の勢力に香港特区事務への干渉を求める」「その他国家の安全に危害を与える」などの行為があれば即時、議員資格を失うと規定した。全人代常務委が規定を採択した後、特区政府は7月に選挙主任から立法会議員選挙への立候補届け出が無効との決定を受けた議員の資格喪失を発表した。議員資格喪失となったのは郭栄鏗、楊岳橋、郭家麒、梁継昌の4氏の民主派議員。これを受けて15人の民主派議員は総辞職して抗議すると発表した。ただし熱血公民の鄭松泰氏と医学界選出の陳沛然氏は追随せず留任するという。
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