香港がグローバル人材の獲得に向けて積極的に競争する中、隣の深セン市も11月1日、「質の高い人材育成の推進」に関する30件の意見を発表し、ハイテク分野などに重点を置き、大卒や専門家を誘致することを提唱した。2日付香港各紙によると、国内外の有名大学から人材を深センに定住させるとともに、人材が「安心して暮らせる」よう、家賃補助など住居、子供の教育、親の定住面での便宜を図るという。同意見では対象となる香港、マカオ、台湾の外国人や若者も同様に補助金を享受できると強調している。
深セン市党委の人材労働指導グループはこのほど、「質の高い人材育成を促進するため、より積極的でオープンかつ効果的な人材政策の実施に関する意見」を発表し、すべての人材の育成を要求。集積回路、人工知能、生物医薬、新エネルギー車、新エネルギー貯蔵、ハイエンド機器、海洋、低高度経済、新素材といった9分野に焦点を当てた人材誘致計画を具体的に提案している。世界トップクラスの人材を誘致し、キャリアプラットフォーム、科学研究資金、チームサポート、生活支援などの「政策パッケージ」を提供する。同時に、人材不足のハイエンドポジションのリストを策定し、企業の採用リストに載っている人材には補助金が与えられる。
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