香港郵政は2月10日、香港から米国に発送する物品を含んだ郵便物に追加関税を課さないことを米国当局が決定したことを踏まえ、11日から米国宛ての物品を含んだ郵便物の受け付けを再開すると発表した。10日の香港メディアによると、米国郵政公社は香港郵政に対し、米国の一方的な規制に従って郵便物が「正式な申告」を提出しない限り、物品を含む郵便物を発送できないと通知した。香港郵政は米国宛ての物品を含んだ郵便物の受け付けを停止し、当局と交渉していた。香港郵政は10日、米国当局が香港郵政から米国に発送される物品を含む郵便物に追加関税を課す必要はないと判断したことを同局から正式に知らされた。これによって香港郵政は関連する郵便サービスを一時的に再開できることとなった。
ただし香港郵政は、米国政府の政策は急速に変化しており、いつでも再度変更される可能性があることを市民に警告。また、米国宛てに送られた郵便物は積み重なって遅延する可能性があり、市民に不便や損失をもたらす可能性があると述べた。特区政府は、米国が香港製品に関税を課したことに改めて強い不満を表明し、米国に対し誤った行動を是正するよう求めた。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。