在香港日本国総領事館は8月14日、戦後79周年の終戦記念日に当たる15日に向けて在留邦人に注意を喚起した。現時点では、先の大戦に関連した特段の抗議活動の予定は確認されていないが、総領事館が所在する中環地区において関連の追悼行事が予定されている。例年、同地区において抗議活動が行われているため、今年も同様の抗議活動が行われる可能性があり、抗議活動中は不測の事態が発生する可能性は排除されないとして、当日外出等の場合は以下の点に留意するよう呼びかけた。
(1)最新の治安情報を入手し、外出先の安全を確かめるよう努める。外出中は周囲への警戒を怠らないようにする。
(2)特に当館が所在する中環地区の交易広場(Exchange Square)など同地区周辺に近寄る必要がある場合には、周囲の様子に細心の注意を払う。
(3)抗議活動等の場に遭遇した場合は決して不用意に近づかない。その様子をスマートフォン等で撮影したり、個人のSNSで発信する等の行為も不用意に行わない。
(4)万一、警察側に身分確認等を求められる場合に備え、外出時には香港ID等の身分証明書を携帯する。
(5)不審物や所有者が明らかでない物には近づかない。
(6)万一、トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに当館(電話:852-2522-1184)に支援を求める。

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