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中国―政治

習主席、2025年はより積極的な政策

習近平・国家主席は12月31日、2025年の新年のあいさつを発表し、2025年には高度な科学技術を推進して自立を促進するため、より積極的で有望な政策を実施すると述べた。1月1日の香港メディアによると、習主席は「現在の経済運営は、外部環境の不確実性による課題や新旧の推進力の転換による圧力など、新たな状況に直面しているが、これらは努力次第で克服できる。われわれは常に成長してきた。浮き沈みや試練を乗り越えて、強くなるためには誰もが自信を持たなければならない」と述べた。

12月31日午前、習主席は中国人民政治協商会議全国委員会のお茶会に出席して演説し、経済は年間を通じて5%成長するとの予想を示した。経済の下押し圧力に直面し、習主席は「中国式近代化の過程では、晴れの日だけでなく、嵐や荒波もある」と強調し「戦略的焦点の維持」を求めた。夜には習主席はCCTVニュース放送を通じて新年のメッセージを伝えた。習主席は2024年には国内外の環境変化の影響に積極的に対応し、一連の政策を導入して経済は上向き、改善し、国内総生産(GDP)も向上し130兆元を超えるとの予想を述べた。

習主席は、過去1年間の中国の成果を挙げ、新エネルギー車の年間生産台数が初めて1000万台を超え、集積回路、人工知能、量子通信などの分野で新たな成果が得られたと述べた。嫦娥6号は初めて月の裏側をサンプリングし、探査機ドリーム号は海洋を探査し、深中航路は海と空を通過し、南極の秦嶺基地では氷床が出現したことを挙げた。また、過去1年間で基礎年金が増額され、住宅ローン金利が引き下げられ、消費財の買い替えにより生活の質が向上したと述べた。

習主席は2025年を展望し、より前向きで有望な政策を実施し、質の高い発展に集中し、高度な科学技術の推進で自立を促進し、経済の良好な勢いを維持する必要があると述べた。また、マカオの祖国復帰25周年を記念した視察についても言及し、「一国二制度」を揺るぎなく実行し、香港とマカオの長期的な繁栄と安定を維持すると繰り返した。さらに「台湾海峡の両岸の同胞は一つの家族だ。誰も血のつながりを断ち切ることはできず、祖国統一の歴史の流れを止めることはできない」と述べた。

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