新華社は11月6日、中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(六中全会)が8日に開幕するのに合わせ、習近平・国家主席が中国共産党総書記に就任して以来の9年の実績をまとめた長文を発表した。7日付香港各紙によると、文章では習主席が2012年に総書記に就任して以来の実績を6項目に分けてつづり、文字数は1万3000字に及ぶ。習主席は過去9年間に数々の危機に直面したとして、米国が立て続けに仕掛けた貿易摩擦や科学技術摩擦、19年に香港で発生した逃亡犯条例の改正反対デモによる暴動などで「国家の利益を守った」と指摘した。逃亡犯条例の改正反対デモが発生した際に習主席が「中国政府が国家の主権、安全、発展の利益を守る決心は揺るがず、1国2制度の方針を貫く決心は揺るがず、いかなる外部勢力が香港事務に干渉することに反対する決心は揺るがない」と表明したことを紹介。習主席は「1国2制度事業を守り、反中乱港勢力によるカラー革命の謀略粉砕を指揮した」と評した。

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