特区政府は「維護国家安全条例」を引用し、国家の安全を脅かす罪を犯した疑いのある許智峯氏、郭栄●氏、袁弓夷氏、郭鳳儀氏、邵嵐氏、許穎▲氏、任建峰氏ら7人を「逃亡犯」として官報に掲載した。12月25日付香港各紙によると、7人の逃亡犯に対して特区パスポートの取り消し、いかなる人物も資金処理を支援したりすることを禁止するなどの4つの措置を実施し、即時発効した。保安局の▼炳強・局長は「特区政府は法律に従い、国外に逃亡し国家の安全を脅かす犯罪者をあらゆる手段を用いて追跡して逮捕する」ためにあらゆる努力を払うと述べた。また市民に対し、法律に挑戦しないよう呼び掛け、指定された逃亡犯とのいかなる金銭的関与も避けるよう呼び掛けた。
▼局長は24日の記者会見で、「維護国家安全条例」によって与えられた権限を行使し、2023年7月と12月に海外逃亡と国家の安全を脅かした行為の疑いで指名手配していた7人を官報に掲載したと発表した。国家の安全を脅かした罪で裁判所から逮捕状が出された7人に対して取られる措置も定められた。彼らはそれぞれ米国とオーストラリアに逃亡し、出頭するために香港に戻ることはなかった。
7人に対しては以下の4つの措置が適用されている。(1)資金等の提供または資金処理の禁止(2)不動産関連の活動、すなわち彼らに建物を賃貸したり、建物を売買したりすることを禁止(3)彼らと合弁事業やパートナーシップを形成することを禁止。すなわち彼らをパートナーとしてビジネス、投資をすること、それら企業に資金を提供したりすることはできない(4)特区パスポートは取り消される――。
【●=金へんに堅、▲=女へんに亭、▼=登におおざと】

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